2013/05/25

東ちひろ 「言うことを聞かなくなってきた子」の育て方


今回の本は幼稚園や小学校を始め長年教育現場で活躍してこられた方の本です。

子供が小さい頃の子育ては、ママ友などに相談できることが多いのですが、
一方で思春期の悩みは人に話しにくいこと、家庭によって価値観が大きく違うことにより、
ママ友などになかなか相談できないそうです。

そんな母親・父親のために思春期の子供の反抗期をどう対処したらいいか現実的な対応がたくさん書かれた、とても勉強になる本です。

子供が思春期になると親を客観的に判断してくるので、親自身は自分の弱さや至らなさと向き合うことになるという一文にとても共感しました。

我が家ではまだ子供が小さいですが、今でも自分の弱さや至らなさと向き合うことが多いからです。

最後にこの本から3つの名言を引用します。

  • 万引きなどいけないことをしたときは「その行為は叱るけど、あなたの人格そのものがダメになったわけではない」というスタンスで接していきます。
  • お母さんの話の聞き方が上手になってくると、子どもは自分の自慢話に花を咲かせ、武勇伝を語り始めることがあります。ここでも子供の話を全面的に聞きます。子供の自慢話を聞いたからって、調子にのってダメな子供になってはいきません。
  • 子供のためと思い、全開でお母さんの気持ちをぶつけると、単に押し付けになってしまいます。こんな時は「私は」を主語にしてあなたが心の中で感じたことを言葉にします。「あなたは」を主語にすると、子供を責めたり否定したりする表現になってしまいます。



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