2013/02/22

【褒めて伸ばす】小出義雄 君の眠っている力引き出す35の言葉

この本の著者は高橋尚子選手や有森裕子選手を育てた小出義雄さんです。
小出さんと言えばお酒を飲んでいて、愉快なイメージがありましたが、
この本を読んで印象が変わりました。

ひょっとすると、選手の不安や不満を全て背負い込み、明るくふるまうためにしているために、意識的にお酒を飲んでいるのかもしれないと感じました。

それほど選手の気持ちを大事にして、細かい心づかいが出来る素晴らしい指導者だと思いました。

細かい技術のこともさることながら、いかに選手の気持ちを盛り上げて気分よく走らせるかということに優れたまさに名将です。

最後にこの本から3つの名言を引用します。

  • 人の欠点をあげつらうより、長所を褒めて気分よくさせて伸ばすほうが、とくに今の若い人たちには効果的だと思う。何より、人はいい気分になった時の方がよく動くし、成長するものなんだ。
  • 生きていれば、いろいろと辛いことや悲しいこと、誰かに対して不平・不満や怒りもでてくるだろう。でもそれを相手に気づかれてしまってはいけない。よく選手たちには、「苦しい顔はしてもいいけど、嫌な顔はするなよ」と言い聞かせている。
  • せっかく風をひいた、せっかくお腹をこわした、せっかく骨折した。せっかくこうしてくれた。感謝。感謝。そう思うと不運な出来事もたいした心の負担にならない。心の底からじわじわとエネルギーがわいてくるような気がする。


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