2012/10/14

子どもが聴いてくれる話し方と子どもが話してくれる聴き方 アデル・フェイバ&エレインマズリッシュ

この本はとても実践的な本でわかりやすいです。
子どもがこういう時は子のように対応したらいいという具体例が漫画で説明されているので、とっても理解しやすいです。

言葉は訳文なのですこし分かりにくい部分もありますが、イラストで具体例を説明してあるのが特徴的です。

わかりやすい具体例としてスーパーで子どもがいうことを聞かない時の対応方法が書かれていました。
×(役に立たない態度)
まあ!お父さんが帰ってきたら、おしおきしてもらいますよ!
◯(役に立つやり方を教えてあげる)
大きなレモンを3個とってくれると助かるわ
×(役に立たない態度)
もう一度走っているのを見つけたら、ぶつわよ!
◯(子どもに選ばせる)
ビリー、走っちゃだめ。歩くか、ワゴンに座るか、自分で決めなさい。
これらはいずれも子どもの走りたいという気持ちを、頭から否定するものではないところに共通点があります。

他にもたくさんの具体例がのっているのでかなり勉強になります。

最後にこの本から3つの名言を選びます。

  • 罰の問題点は、それ自体に効果がないこと、罰は心を乱すこと、子どもは自分のしたことを後悔してどうしたら改められるだろうかと考える代わりに、報復の空想で頭がいっぱいになってしまうこと。
  • どうすべきだとすぐに言わない様に、(親自身が)自分を抑えなければならない。
  • 子どもの感情を尊重する姿勢を示すたびに、選択する機会を提供するたびに、問題を解決する機会を与えるたびに子どもの自信と自己尊重は大きくなります。

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